インプラント治療はあくまでも外科治療です。そのため、治療の際には傷つけてはいけない神経や血管が存在するため、歯科医師の技術や経験は非常に重要になります。それとあわせて重要になるのが手術前に行われる検査です。精密な検査が行われるほど、その後の治療のシミュレーションを正確に行うことが出来るため、検査は手術の成功率に大きな影響を与えるということが出来ます。
インプラント治療を行う前の検査は主に二つあります。それは歯科医師による口腔内の検査と画像検査です。歯科医師による口腔内の検査では、歯並びや虫歯の状態や歯周病の検査が行われます。特に歯周病は悪化するとあごの骨を溶かす場合もありますし、インプラント周囲炎の原因ともなるので手術前に必ず改善するようにすることが重要です。
画像検査は歯科によって内容が大きく異なります。レントゲン写真しか撮らないしかもあれば、すべての患者に対して必ずCTまで撮影する歯科、最新の3D変換が可能なCTによる撮影を行うところまであります。実際には明らかに骨がしっかりしているような患者では精密な検査まで必要でないケースもありますが、検査を入念に行えばそれだけ治療が失敗するリスクを軽減することが出来るので、精密な検査が可能な歯科での治療を希望することをおすすめします。検査の費用は歯科によって大きく異なり、無料で行ってくれるところから10万円程度の費用がかかるところもあります。
事前に良く確認しましょう。