インプラント治療にはどれくらいの期間が必要になるのでしょうか。インプラント治療においてはまず人工歯根の埋め込みが行われます。この後には人工歯根とあごの骨がしっかりと結合するまでの待機期間が必要になります。通常では約3ヶ月から1年が必要です。
下の歯と上の歯とでは骨の密度が違うことから結合までの期間が異なります。下あごのほうが骨がしっかりとしているため、結合期間は短くしてすみ、上あごの方は骨が柔らかいため結合までに期間が必要になります。インプラント治療は期間が必要な治療ですが、手術時間自体はそれほど長いものではありません。通常の治療であれば約1時間から2時間で終了します。
患者の状態やインプラントに使用するシステムによって時間は前後しますが難しい症例出なければ、これぐらいの時間で終了すると考えて良いでしょう。治療の際には痛みが心配になるという人もいるかもしれません。インプラントの治療では部分麻酔で行われるのが通常ですが、痛みはほとんど感じることはありません。しかし、中には痛みに対して強い不安を感じる人や大きなストレスになる人もいます。
そのような人に対しては静脈内沈静法などの方法で意識がぼんやりとしている間に治療を行ってもらうことが可能な歯科もあります。費用の面では負担が大きくなってしまうことにはなるため、出来れば技術や経験を持っており、信頼できる歯科医師を見つけ、安心した状態で治療を受けることが望ましいでしょう。