セラミックは、お皿などに使われる陶器のことです。金属を含んでいないセラミック治療ならば、金属アレルギーの人でも安心して受けることができます。主に審美歯科で行われており、オールセラミック、ジルコニアセラミック、メタルボンド、ラミネートベニア、といった種類があります。このうち、メタルボンドは金属フレームにセラミックを焼き付けて作るため、金属アレルギーの人には向きません。
そのほかの種類であれば、金属を使ってないので、金属アレルギーでも安心して治療を受けることができます。金属アレルギーの人が被せ物や詰め物に金属の素材を使ってしまうと、唾液によって口の中に金属成分が溶け出て、銀歯のまわりが黒ずんだり、口内や唇が赤くなるなどのアレルギー反応を起こしてしまう危険性があります。見た目には何も起きていないようでも、なんとなく具合が悪い、など体内で悪影響が出てしまうこともあります。金属アレルギーだと診断された人は、自費診療になってしまいますが、セラミック治療がおすすめです。
見た目の美しさと体との親和性を重視するならば、オールセラミックが一番良いです。耐久性と安さを求めるならば、ハイブリッドセラミックという素材もあります。セラミック治療の種類はいろいろあるので、まずはカウンセリングで歯科医に相談してみると良いでしょう。どれが自分の希望と予算に合うものなのかを知ることが大切です。
審美歯科のセラミック治療は、銀歯よりも土台の歯が虫歯になりにくく黄ばみにくいというメリットもあります。