歯科医師を目指している人の大半は、国家試験の合格を大きな目標として日々勉強しています。歯科医師国家試験は毎年1回行われていますが、そのスケジュールはいったいどのようになっているのでしょうか。歯科医師国家試験の実施については、毎年7月はじめに厚生労働大臣によって官報に公告されます。この公告内容は厚生労働省のホームページにも掲載されるので、まずはここで試験の実施要領を確認します。
出願に必要な書類の配布は10月中頃からはじまり、受験する人は11月にはいったら地方厚生局に必要書類を提出して出願します。書類に不備がなければ、年開けに受験票が受験者の自宅に送付されます。なお、試験が実施される5日ほど前までに受験票が届かない場合は、受験願書を提出した地方厚生局に問い合わせる必要があります。歯科医師国家試験は2014年度からは1月最終週の土曜日と日曜日の2日間に実施されています。
試験当日になったら、筆記用具や受験票などの必要なものをもって受験会場へ行き、試験に臨みます。注意事項の説明は開始の30分前から始まるので、それまでに会場に入って着席しましょう。試験の合格発表は3月中旬に医師国家試験の合格発表とともに行われます。合格者は厚生労働省や地方厚生局に試験地ごとに受験番号で示されるので、これを確認します。
そして、合格だったのであれば、このあと歯科医籍への登録を申請すれば免許証が交付されて業務を行うことができるようになります。