プラークコントロールとは、歯に付着したプラーク(歯垢)の量を減らすことです。歯ブラシによるブラッシングがメインで、さらに狭い部分まで磨くために、フロス(糸ようじ)や歯間ブラシなどを使います。歯間ブラシや歯ブラシによる家庭でのクリーニングに加えて、歯科医院で定期的にクリーニングを受けて歯に付着したプラークを減らすことがプラークコントロールです。歯肉炎の段階ならば、プラークコントロールを徹底すれば、特別な歯科治療を受けないでも治る可能性が高いです。
歯周病の進行や虫歯の進行も、おさえることができます。ただし、平均寿命は今や80歳を超えていますから、プラークコントロールだけやっていれば十分とは言えません。虫歯以外にも健康を損なう歯の疾患はありますから、それぞれに対処していくことが必要になります。学校検診や企業検診を受けても、十分に検査ができていないケースが多いです。
歯科に行けば明るい光のもとで、1本1本丁寧に歯をみてもらうことができます。ただし、これでもまだ確実とは言えません。絶対に虫歯や歯周病にしたくないと思うならば、セルフケアだけでは行き届かない部分をクリーニングしてくれる、PMTCを受けると良いです。PMTCはプロによる専用器具を使った歯の掃除です。
別名、歯のエステとも言われています。PMTCを6年間継続して受けていると、虫歯の発生率が70分の1まで下がったという海外からの報告もあります。